Windows 11が「1Password」を正式に統合!パスキー管理が劇的進化
2025年6月27日、Microsoftは「Windows 11 Insider Preview Build 26200.5670(KB5060838)」をDevチャネル向けに公開し、1Passwordをネイティブのパスキープロバイダーとして統合できる新機能を発表しました。これは、Windows 11の今後のメジャーアップデート「バージョン 25H2」に向けた先行テストの一環です。
どんなことができるのか?
・Windows Hello(顔・指紋・PIN)で1Passwordに保存したパスキーへ即アクセス
・Webサイトなどが要求するパスキーを1Passwordから呼び出してそのまま認証
・パスキーを新規作成した際に自動で1Passwordへ安全に保存
・今後はBitwardenなど他社製パスワードマネージャーへの対応も予定
これにより、Windows OS本体がパスワードマネージャーとシームレスに連携する時代へと本格的に突入します。企業ユーザーにとっても、セキュリティの向上と利便性の両立が可能になります。
このような進化により、リモートアクセス環境でも「パスワード入力の簡素化」「パスワード共有の回避」「端末を跨いだ認証の統一」が期待できます。
以下にご紹介するSplashtop Secure Workspace(SSW)と1Passwordの併用は、企業のゼロトラストアクセス環境をより高度かつ柔軟にする理想的な組み合わせです。
Splashtop Secure Workspaceのパスワード管理
Splashtop Secure Workspaceはリモートアクセスソリューションでありますが、安全なアクセス管理の一環としてパスワード保護機能も提供します。
- 動的認証情報: SSWでは、セッションごとに動的に認証情報を生成し、パスワードを共有することなくリモートシステムへのセキュアなアクセスを可能にします。
- アクセス制御: 管理者は特定のユーザーに対して特定のリソースへのアクセスを許可するパスワードを設定することができます。
- セキュリティポリシーの適用: SSWでは、組織のセキュリティポリシーに基づいてパスワードの複雑さや有効期限を強制することが可能です。
- デバイス間のシームレスな接続: ユーザーは異なるデバイス間でシームレスに接続し、作業を続けることができます。
- クロスプラットフォーム対応: Windows、macOS、iOS、Androidなど、さまざまなオペレーティングシステムをサポートし、組織のIT環境を問わずに展開可能です。
1Passwordのパスワード管理
- パスワード生成: 1Passwordはランダムで強力なパスワードを生成する機能を提供し、これによってセキュリティが大幅に向上します。
- セキュアストレージ: 生成されたパスワードは、AES-256ビット暗号化により保護されたセキュアな環境に保存されます。
- 自動フォーム記入: ユーザーがオンラインでフォームを記入する際、1Passwordは自動的にユーザー名とパスワードを入力することができます。
- マルチデバイス同期: すべてのデバイス間でパスワードが同期され、どこからでもアクセスが可能です。
- 多要素認証の統合: サイトによっては、1Passwordが多要素認証コードも管理し、必要時に提供することができます。
- クロスプラットフォーム対応: 1Passwordは、Windows、macOS、iOS、Androidなど、多くのプラットフォームで利用できます。
共通点
- セキュリティ重視: 両方のツールは、セキュリティを最優先事項としています。1Passwordはデータの暗号化と安全なパスワード管理に焦点を当て、SSWはセキュアなリモートアクセスとデータ保護に重点を置いています。
- マルチファクター認証のサポート: 1PasswordとSSWは、セキュリティをさらに強化するために多要素認証(MFA)をサポートしています。これにより、不正アクセスのリスクが軽減されます。
- ユーザー管理: 両方のプラットフォームは、ユーザーのアクセスを管理し、適切なアクセスレベルを設定する機能を提供します。
